S301AT クラッチチェック

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ロックワッシャに再利用の跡=外した形跡。ココ対角9mm、旧JIS時代の乗り物です。

他にもM5以下のネジはピッチも違う旧JISなんで、要注意です。

イソネジ突っ込んでちょっとシブいなぁ~=ナメてますから、ソレ。

ファンカバーとかエアクリとか外装部品系、結構やっちゃってる車両多いね。

 

↓コッチ(クラッチアウター?バスケット?)側のロックワッシャーは新車時のままっぽい。

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センターナット角にも廻した痕有り。

先日のクラッチカバーG/Kといい、カバー固定プラスネジの廻り具合といい、カバー固定プラスネジが2本無かった事といい、何かあって外した事があるんでしょう。

 

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錘のガタは殆どなし。

受け側の思わせぶりなマイナスを廻してみると、2箇所程偏芯運動するヤツあり。何故?

 

バラすの簡単、組むのは至難の業ってのが、この世界の理。

未清掃状態で仕組みの理解の為、数回バラして組んで。

予行演習しておけば本チャンもすんなりいくハズ。

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外すのは素手でも何とかイケますが、組み立ては何かで押さえつけないと上手くスプリングが嵌りません。

スプリングの力は、ディオのセンタースプリングより貧弱。ヤワヤワでございます。

普通のボルトで抑え込めるし、プレートが曲がる程強力な張力でもありません。

 

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センターナットのネジ山(クランク側)が半ナメ。

ココで止まる=最初のとっかかり半回転位が潰れてるという、良くあるパターン。

最初からインパクト等で廻しちゃってるのかな?

当たるトコまで手締めだワッショイが基本だと思うんです、私。

M12P1.5、良くあるタイプなんで手持ちのダイスで修正。

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とっかかり部分だけに、直角水平ド真ん中ストレートを出すのが難しい。

クランクシャフトのネジ山逝かせると完全終了です。

クランクのネジ山ナメ、何だか最近のトレンドだなぁ~。

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ヘドロ状の何かで汚れてましたので、サンエスで煮沸&ブラッシング。