ドレンから抜いたオイルが酸っぱい・・・どうやら植物系オイルを入れてたみたいです。
まさかサンマルとか入れてるワケないだろうけどヒマシ油?趣味系バイクで時々ありますね。
一昨年のVJ22Aと3XV7の残骸は、植物系オイルでクランクまで逝ってましたよ。
何の拘りも無い方々が乗ってるバイク(スクーターやとっつぁんバイク)だと、やっすいオイルor純正オイルで腐ったりしないんですが。
チョロっとしかオイルが入ってなかった時点でぁゃしぃとは思ったんですが。
欲しがりません勝つまでは。たっぷり入れたCCISスーパー当時物は返して頂きます。
CCISなので、左クランクベアリングに直送ラインがあります。コレがポイントベース裏にあるからフライホイール周りを取り外します。
緑のオイルを入れましたが透明感あり。
この辺りはケースカバー以外は取り外した形跡が無く、ネジもカッチカチ。
ショックドライバーのビットが驚きの結果になるレベル。
最終最後はビンテージスタイル。
分解した形跡ゼロのエンジンですが、
クランクシールが浮いておりました。写真では判り難いですがナナメってます。
押し込んでおきました。手応えありだったんでシールのゴムが劣化したとか、そういう理由じゃなく最初から?かもね。
汁っ気ゼロ。どうやらワンウェイが酸っぱい汁で固着している様子。クランクベアリング直送ラインは圧送量が少ないから、詰まりやすいんでしょうね。
クランク側のゴージャスなバンジョー、実はワンウェイバルブです。
分解した事は無いですが、恐らく玉とスプリングが入ってます。
オイルポンプ側には黄金色の酸っぱい汁。
バンジョーボルトをナットで固定してエアブローすると、
酸っぱい汁が沢山でたよ♡
キャブレター側のラインからも、
うゎ、いっぱい出た。チョイと顔面にかかるというアクシデントも発生。す、凄く臭いです。
軸の動作確認OK。
イレハスみたいに樹脂ギア粉砕の可能性もありますからね。
何でうがいしようか悩みましたが、灯油を使用。
ショボイドリルじゃ中々クランク側のオイルが出てこないので、
デカイドリルでフルパワー回転。すると「ドックン♡ドックン♡」と流れていくのが目視できます。オイルポンプも流れる瞬間に「ビクンッ♡」と震えます。
今までの色と違うほうが判りやすいだろうと、イレH3から抜いたオートルーブを投入。これも「スーパー」じゃないという当時物。冬に新品を投入したヤツ。
クランク側からチョロットでたら、
キャブレター側は沢山出てます。
コレぐらい吐出し量設定が違うんですね〜そりゃクランクのほうが多かったら、ガソリンに混ざりにくいしカブるか。
エンジンをかけて暫くしたら、イレH3のかほりがしました。
ってことは、オイルポンプの動作OKって事ね、ウンウン。