向かって右下のスタッドボルト(エアスクープ)からオイルが漏れる可能性を探るべく、プレスカブの部品取りエンジンをばらしてみました。
ノーメンテなプレスエンジン、恐らく初めて開けたと思うけどスタッドボルト錆まくりです。
コレが正常な姿だという事ですね。右下スタッドボルトが錆びてないなんてあり得ないと。
で、オイルライン。
向かって左下のスタッドボルトがオイルライン。↑写真だと下の穴。
オイルポンプから送られてきたオイルがカムシャフトの中空穴とかカムベアリング界隈にジャバジャバと流れ込む。
なもんで、排気のロッカーアームシャフトがモロオイリー。
ロッカーアームシャフトの受け側は、
カムチェーン側はドン突き行き止まりなデットエンドでございます。
物理的にロッカーアームシャフト経由スタッドボルト行きで漏れるワケが無い構造。
こっち側もスタッドボルトも何も見えない完全分離な構造。
超イレギュラーでクラック入ったりしたら漏れるだろうけど・・・。
そんな事が起こってたら、他の部分もタダじゃ済まないハズ。
で、ジャバジャバとカム周りにぶっかけたオイルは、
排気バルブ下の穴からクランクケースへ戻る構造。
カムのオイル穴から出なかったオイルはカムチェーン側まで行ってチェーンの潤滑後にテンショナー周りに落ちていくといった仕組みっぽいぞ。
百聞は一見にしかず、スタッドボルトから漏れる確率は限りなく低い。
ヘッド合わせ面で何かが起こって、オイル漏れでキマリでしょう。