9型 クラッチ板交換

ウォーターポンプがないのでクランクケースカバー外すのが楽。しかも、スズキだからオイルポンプもカバー部についてないので更に楽。整備性いいです。


あけてみると、ちょっと汚れというか腐ってるというか・・・変なシミ発見。
手触り的にはアルミが腐ってるって感じではなく、オイルが変質したような感じで粘っこい物質です。何なんだろう。
プレッシャープレート取ってクラッチプレートとディスクをチェック。



一番外側のプレートだけですが、変色しています。一部鏡面加工状になっています。恐らく歪んでいるのでしょう。コレだけ変えたら直るんじゃね?とも思いますが、外したエンジンがある事ですのでそっくり丸ごとスワッピングパーティー開催。
ガスケットは外したエンジンのやつが、物凄く綺麗に取れたので液ガス薄く塗って再利用。
大東亜戦争末期のような大変危険な整備状況です。
焼結ケルメットは不足してませんが、水エタノール噴射は本気で考えた時期もあります。



クラッチのレリーズアームは、ちゃんと合わせ位置にあわせましょう。
軽くクラッチレバーを握ってレバーに抵抗を感じるところで、下限位置とアーム先端が一致しているって事は殆どクラッチ板が減ってないと判断していいよね。
ギア使って、クラッチ作動させてるからプッシュロッド式みたいな減りとかもないだろうし。
一応、ガスケット乾燥の為に一晩置いてからオイル投入することにします。