2N0 シリンダー取れたぞー

錆取り液なんてケチなものでは、自然界で醸成された錆には無力。
びくともしません。


ストレス解消に、ピストン上部を叩き割ったりして。

タガネでカンカン、ひとり石炭の歴史村状態。小端部が見えた所で、問題の解決にはならず。
けど、よーく見ると少しだけピストン下降してます。
こ、こいつ、動くぞ。


そこで、

連日夕方になるとやってくる燃料屋がいってたとおりに、プーラーかけました。
クランクケースセパレーターって、クランクケース以外でも活躍しますね。スズキのフライホイール外しとか。
ピストンヘッドがあった部分には、アルミの丸い塊を挟めてさ。何でこんな物体あるんだろう?不思議だ。
プーラー回したらさ〜なんちゅーのかな、圧入された物体を外す触感で外れだしました。
ベアリング抜く時みたいにパキパキは言わないんだけど、ギギギーみたいな。
なんだかなぁ。

かなり時間かけて、無事取れました。ピストン側面がガトーショコラみたいな色になっちゃってますね。


シリンダー外れたらさ、何だか嬉しくなっちゃって、ドリルに付けるホーニングウェポン使って軽〜く錆取りしてみました。

リングの跡が生々しいですが、段差はなさそう。縦傷が皆無ってのは、空冷2ストでは奇跡的?かもね。走行6千キロは本当かも。
もうチョイ錆落としてみないと判らんけど・・・確実に使うな、俺なら。
駄目だったら、簡単にシリンダー交換できるのも、空冷2スト単気筒の特権だしね。


しっかし、整備性が良いバイクですね。シリンダー上のクリアランスが水冷車ではありえないレベル。この整備性の良さが発展途上国で売ってた理由かも?
いいぞー、空冷2スト。