F9 電装系チェック

最初に結論=6V車で、エンジン停止状態でニュートラルランプが暗いとか点かないとかになったら要注意。
6Vって電圧が悪いんじゃない、6V時代の電装システムがショボイんです。


・ホーンボタンを押すとニュートラルランプが暗くなる。

ホーンの配線が千切れた状態で、コレがショートしておりました。ヒューズが切れる5秒前状態。
離してやれば問題なし。
6Vホーンが無いので、12V用(音が低くなります)でテストしてみた所、動作に問題無しでした。




・ブレーキ、尾灯が点かない。

単なるバルブ切れ。但し、普通じゃない切れ方。バッテリー電解液も減ってたんで、過充電で過電流状態だったのは間違いないか。
充電系統を物凄く端折って説明すると、
昼→レギュレーター経由でバッテリーへ。
夜→レギュレーターはOFF。フルパワーな発電量と電力消費量がバランスしてOK牧場
70年代車両にありがちなシステムです。レギュレーターの代わりにセメント抵抗(夜モードのW数分の抵抗)を使ったりしてる車両もありますね。ホンダはこのタイプが多いです。
欠点としましては一箇所電球切れを起こしたり、バッテリーが駄目だと次々に電球が切れます。コレはレギュレーターが夜モードで機能したとしても同様なんですが、レギュレーター無しだと一瞬で逝きます。レギュレーター付きはちょっと粘る程度。
恐らく、レギュレーター不良でライト付けずに走行→バッテリー電解液が減る→夜モードでバッテリー分の負荷が足りず、フィラメントの細い順に切れたのかと。


話はそれますが、メキシコ製って珍品ですね。
逆輸入系の車両で、北米大陸のオッサンが組み込んだと勝手に妄想しておりました。タコスの臭いはしませんでした。


コレで当初の問題はおおよそ解決しましたが、新たな問題も発見。

ライトバルブが切れております・・・。これもバッテリーが駄目になった後に切れたものかと思われます。
上側のフィラメントですからロービームが切れてます。
このバイク、シールドビームなんで、さあ大変。当然、純正部品なんて出ませんからね。