KZ1000A1 キャブレター組立て

ゼット用4連キャブだと思うから大変、セロー初期型が4台同時にやってきたと思えば楽・・・それはそれで楽ではないな。


フロートのベロに摩耗あり。

真鍮製だから減りやすいですよね。

紙やすりで修正。段ついてると時々お漏らしする原因になったりします。


ドレンのネジ山M6P0,75、

タップで清掃すると錆の粉。ガンメタも少々、ビジュアル系ブラスト歴ありかも?
いくら掃除してもどっかにいやがるメディア、大量生産には便利な機械だけど・・・機械屋さんも商売、ショーバイ。


さぁリペアキットと対決。

スターターバルブは先端にニードルが付いてないタイプ。造るのムズイですモンね。
まぁ実害は無さそうですが、チョーク引いてる時にめっちゃ濃い状況=アイドリング上がらないみたいな事になりそうなんで中古を掃除して装着。


↓純正メインノズル

258 O-6
リペアキットは刻印無し。
あ、カワサキなんで純正部品のインナーパーツは壊滅的な部品供給状況です。
カワサキって4メーカー中最悪な旧車部品の供給状況ですが、社外パーツや同好の士が多いのが強みですよね。
一番ビミョーなのがヤマハなような気がしてきた・・・熱狂的なグルービー的信者もいなけりゃ人気もイマイチ。XS1&XS650系位?古いので人気あるヤツって。
RZとかになっちゃうと旧車って気がしないんだよねぇ〜オッサンだから。


悩んだのがココ、

ブリードパイプ。
現行最新版はブリードパイプもセットで値段変わらずみたいですが、旧型番で買ってしまいまいまして・・・まぁ綺麗だったから再利用で良いかなぁと思ったんですが、コレが今日の悩みポイントとなりまして。もうチョイ後に買えば良かったなぁ。

Oリングが空中浮揚してますが、ドコに付く?と暫し悩みましたが、ドレンとブリードパイプ用。もうチョイ判り易く書いて頂ければ・・・なんて愚痴こぼしてもしゃーないか。

元々付いてたパイプは形状的にOリングを受け付けないタイプ。

↑ナット部分の形状がこのタイプね。
エアスクリューが付いてた時代のキャブのヤツに似てるけど、国内でキャブレターをイタズラしている方々の画像を参照する限り、Oリングが見えなくて奥の溝が見えてるパターンが殆ど。
輸出国によってはOリング付きだったり、部番が複数あったり。


こんなヤツ。
これが付いてるとするならば、ナット部分とキャブボディーの隙間が極小かつ奥にOリングがチラリズムすると思うんだけど、KZ1000キャブってその辺が正確に写ってるようなマニアック野郎って居ないなぁ〜。
ミクニVM的には丁度この頃からOリング付きに切り替わった時期みたいで。
他社ですが、SR400の初期型に付いてたVMにもOリング付いてたなぁ〜アレ劣化すると激濃い症状が出るんだよね。


結局、

悪い事にはならないだろうという事で、Oリングをプチ無理付け。劣化で落ちるような事も無さそうなピッタリフィット、多い日も安心です。
無くてもOKなヤツだったとしてもボディーの劣化で吸い込む可能性がありますからね、と自己弁護。


ゼット系キャブのブリードパイプ調べで今日はオワタ。