CB50JX 3号機 キャブレター点検

=症状=

・温間時のアイドリングが不安定。(冷間時始動は良好、アイドリングも安定)

・6千前後にトルクの谷。

・高回転からのエンブレ→チョイ開けの際にもたつく。(4速以上で顕著)

シフトアップの際、回転落ちが悪い。

 

多分、恐らくニードル周りとにらんで、

ヤッパ荒れてた。

ここで登場、テスト用CB50キャブ。

キャブAssyでマルっと交換して症状改善=原因はキャブのどっかってのをマズ確定させてから。

 

もうね、40年オーバーの車両なんで全部微妙に壊れてるんですが・・・部品交換で直るのかどうかもぁゃιぃ。素材の劣化、土に還りたがってるのは間違いない。

 

ニードルでしょと交換して解決かと思いきや・・・直らない。針も交換してけど、無駄。

またまた出てきた「昇尉」キャブ。コレ、一応PCキャブ。

ニードルジェットやメインジェットホルダーは同系統。

ちょっと細いか、元のヤツが摩耗してたのか?あからさまに「昇尉」ニードルジェットは内径が小さい。

何か変化が有るハズと、付けてみたけど症状変わらず。

開け始めがマイルド、回転落ち良くなったかな?

けど、問題はソコじゃないぞ、って感じ。

 

もうこの辺でかなり知恵熱モードなんですが、マルと交換したら問題無しってのを思い出してボディーじゃね?と。

で、元々付いてたジェット類をテストキャブのボディーに全付けしたら、症状出ず=ボディーの劣化という事が確定。

見た目はテスト用キャブのほうが、遥かにキタナイのに・・・にわかには信じがたいですが、論より証拠。

付いてたキャブ

テスト用キャブ

付いてたキャブは、スロットルバルブが嵌る溝やスローポートからエンジン側にかけて白い粉噴いてた系の劣化ありでした。(一部に粉成分が残ってた)

長期放置車両あるある、水や腐ったガソリンなんかで粉吹くアレ。

フロートカバーなんかだと一生懸命取ってやれば大丈夫ですが、ボディー側の白い粉は致命傷なのかも?