12型 シリンダーチェック

シリンダーを持ち上げないと抜けないボルト。

50のキャブ固定ナットといい、この時代のお約束?

シールテープ?ココだけ何か塗ってありました。

 

あとはデカイだけで、極めてシンプル。ザッツ2スト。

逆に50とかよりイチイチデカイんで、チンマイ作業が苦手な人でもイケる。

入門用には最適💛なんですが、イチイチ高い。

車両の価格はともかく、

12110-30510 ピストン¥39,600

12140-30010 リングセツト、ピストン¥11,990

とか。

気が狂ってる最近のスズキ純正部品価格。

K50のバックミラーが一個1万オーバーはたまげた。

 

それとガスケットが廃盤。

ヘッドガスケットが廃盤なのはイタイ。

4枚合わせ構造。

コレばかりは純正以外は・・・検索してみると、社外品は端の部分が紙っぽい何かで出来てるモノや1枚モノばかり。

それだったら純正再利用のほうが、絶対マシだと思う。

漏れてから考えようってのが出来る、空冷2スト単気筒はスバラシイ。

 

ベースガスケットは0.5mm厚のフツーなガスケット。

だったら造りましょうと、遺跡発掘的作業の開始。

千切れたりした時に紛失しないようにマスキングテープ貼りながら・・・シリンダーは寸止め車載状態で何とか原型を留めております。

もうフランケンシュタイン状態。

はみ出たトコやイマジネーションが問われる部分もありますが、型紙完成。

型紙8割、切り出し2割。

 

錆取りホーニングで気になったのが、ポートのバリ。

取っちゃったトコも有りますが、下弦側だけバリ取ってない?指切れそうなレベルでした。

 

9型から使い続けた金型が劣化してきたのか、

何だか凸凹。

ですが、フツーに走る分には問題無いでしょうから、ノータッチ。

ぶっ壊れるんだったら8千㌔も走ってないだろうし。

 

吸気側も何だかリューターで削った跡が。

スズキの仕事では無いよね?無いと思いたい・・・。

 

クランクは染みは有れどガタやブレは無し。

スタッドボルトとか綺麗だもんね、保管状況が良かったんでしょう。

 

完璧には取れませんでしたが、

浮き錆っぽいアレは完全除去。

錆取りも重要ですが、削る=デカくなるから6割ぐらいで勝ちとしとかないと。

ボーリング?削ったモンは元に戻りませんから、キックがスッカスカになってから考えても良いんじゃないかな?と。

 

ツメも引っかからんし、暫く大丈夫でしょう。

音もほぼ出てないし。

ってか、TS250の動画見てるとチキチキウルセェのばっか。

それでも動くぞハスラー250、中々のバカエンジン。