F9 イグニッションコイル修理 その1

報道関係車両も冬タイヤに交換する時期です。今日も朝から交換してました。
あいつら、朝早いから・・・。


基地に帰還する道中、ふとバックミラーを見ると、
グラサン+ドカヘル+寅壱、土方の親分的な紳士が乗ったフルノーマルジャイロアップがスリップストリームに入っておりまして。
結局、基地前までランデブー「俺のよりデカく見えるな!調子良いか!!」と別れ際に声をかけられました。
ア・ツ・イ。
引き離せなかったのが悔しい昼下がりでした。ヤクルト仕様の前カゴが泣いてるぜ。
次はポート加工したシリンダーを載せて・・・負けないぞ。



火花は良好、2万ボルトオーバー。逆に40年オーバーな車両で出すぎじゃね?と、不安になるレベル。けど、壊れて火花強くなるって話は聞いた事がないなぁ〜。
状態良好、このままいけそうですが、

根っこが♪マジで千切れる5秒前ぇ〜♪


型番は、

国産電機の4180CDってコイル。検索してみたら、Fシリーズしか出てこないなぁ〜ひょっとして特殊なコイルなのかな?
まあ、CDI用のテキトーなヤツで大丈夫だべぇ〜

と、手持ちの色んなコイルを装着してみましたが、どれも火花が弱く駄目でした。

1次線がコントロールユニットからは2本、根元で纏めて1本に。このヘンテコな配線が他のコイルを受け付けないのでしょうかね?ひょっとしてスープアップ用、ツインプラグの配線が最初から仕込んであるのかな??


しょうがないので、何時ものコジキスタイル。
かつて、コードを外そうとしてぶっ壊しまくった経験がこんなときに生かされます。
ドリルで全部なくしちゃうとゲームオーバー、チマチマとコードをちぎっては投げ、ちぎっては投げ・・・37FのCDI分解時のアノ感触。

デカイのが取れた時の快感は何物にもかえられません。巨大なミミクソが取れたみたいな。

芯線を残すのがコツ。コレを奥に押し込んで接点代わりにしてコード側も芯線むき出しでバッチリ。接着は防水屋のシリコンシーラント+エポキシ接着剤で。
絶対、ドリルや削る機械を使っちゃ駄目。微妙な隙間からリークします。
ちぎっては投げ、ちぎっては投げです。


カッチカチに硬化したコードを差し込んでスパーク確認、変化無しの2万ボルト。
ここまで来れば勝ったも同然、作戦成功です。
あとは外径7mmのプラグコード黒が届くのを待つのみ。
社外のケバケバしいコードって、大抵外径8mmなんで入りません。外径7mmが純正サイズです。