YZ125(55Y) 解体新書=シフトシャフト=

ヤマハの拘り?クロー式。♪苦労してもクロウ、クロウ♪



左にシフトドラムがあるんで、2スト単気筒としては珍しく左側で完結。
ケース内を貫通してない+スプロケットやチェーンラインの絡みが無いんで、妙チクリンに長い事も無く。コレって曲がり難いかもしれませんね。


シフト周りには関係ないと思うんですが、

クランクベアリング周りのリブとか、メインシャフトベアリングの抑えプレート(クラッチバスケット裏)のヒサシ的形状とか、メインシャフトのベアリングだけ両面ゴムシールなのは何故?とか、ミッション室とクラッチ側を極力繋げたくないみたいなケース構造とか、ご飯三杯イケるレベル。
なぜこうなってるの?って考えるのが日課になってきたわ。


特に気になったのが、下半分(規定オイルレベル)で穴が無いクランクケース。
どうしてもミッションとクラッチは別室的な構造にしたかったみたいで。
ロードや公道車でココまでやらんよね。


シフトドラムも片側金属シールでミッション側のオイルで潤滑する気マンマン、

下半分で繋がってるのはドレンボルト半分緩めた時位。
オイル交換時は要注意かも?シフトドラムの隙間辺り位しかミッション側に流れ込まないような気がする。チェックボルトに頼っちゃうと量少なめになりそうな気配、規定量入れて暫く走る→チェックボルトで確認って流れが無難。
ここまでしてるのって、半クラ多用するモトクロス走行→クラッチカスを嫌ったのかなぁ〜ってのが、本日の結論。


37Fもそうなんだよなぁ〜暫く走ってやらないとオイルレベルが判らんって状態、ひょっとしたらオイル注入時にドレン半締めで入れてやればOK?
今度試してみよっと。


公道車には無い不思議チャンが多数あるレーサーエンジンは楽しいね。当時の最先端だもん。