この謎構造。
オイルショックの影響なのか70~80年代に負圧キャブ最強?燃費イイゾーみたいな技術屋の流行りがありましたよねぇ~カブ50にもあったしシャリーなんかずっと負圧だったような。
結局、流行は去り強制開閉に落ち着きましたが。
多分、モッサィ吹け上がりなんだろうなぁ~90cc以下の小排気量小出力の負圧キャブって。
コレの場合、125ccあるんでまぁまぁイケるか、負圧でも。
ご開帳。
予想通りにダイアフラムが出てきました。
後年の負圧キャブでスタンダードなスプリングは存在せず、手動で上がり位置を設定=そこまで吸入負圧でスロットルバルブが上がるという、ワンテンポ遅れそうな構造。
当然ですがバタフライバルブなんて有りません。す、凄くホンダっぽいです。
スロットルオフだけ強制、メッチャエンブレ効くぜぇ~強制閉キャブと名づけて良いのか?
ダイアフラムが別部品なのはエライ、まぁ部品は出ませんが・・・。
固定プレート、スプリング付きのピン、全部裏表逆で組んで有りました。
形状見たら判りそうなモンですが・・・皿ネジだし。
テキトーに組んでも50㌫の確率で当たりを引けるのに、2つともハズレ。
余程、運が悪いか天の邪鬼な人だったのか。
ジェットニードルの取り外しは、普通じゃありません。
スロットルバルブ横のイモネジ外して、下に引っ張れば外れます。
台座?カラーに刺さっております。
カラーの汚れっぷりから察するに未分解っぽい。って事は、クリップ段数は3段目が標準の可能性濃厚。
ホント、バイクに詳しい先輩系の人ってフルノーマルなのにクリップ段数とかメインジェットで調整するんだよなぁ~お掃除した=直ったと同義に脳内変換、壊れてるって可能性を捨てるんですね。思い込みってコワイ。
減ったとか腐食したモンは掃除しても直りません。交換して下さい、パイセン。
スロットルバルブトップ、ダイアフラムプレート周りは外した形跡があったのに何故?ニードル外すのを諦めたのかな?