CL90K 試運転&キャブインナーパーツ交換

冷間時始動性が悪くて、チョーク全開で何とか始動するも、アイドリングせず。
アクセルチョイ開けで、すぐストール。
何だか薄い。


先月末、キャブ清掃時に気になった、

「クリップ段数2段目だったっけ?」
3段目に変更したらアイドリング安定&開けた時のストール解消。やっぱり3段目だったみたい?
昨日気になった排気音もジェントルに。
勇ましいとか、荒ぶる排気音って不調のサインなんですね。


で、試運転してみると、
クラッチミート時のトルクが少ない。もっさりした感じ。
・開け始め(〜1/8開度)でついてこない。
・信号待ち30秒後にアイドリングが微妙に不安定になる。一回吹かすと5秒ぐらい持つけど、また不安定。

新品プラグ3キロ程度の走行で、ごらんの有様。
茶色っぽい部分が若干あるから脈あり?とにかく、地獄の始まり。


開け始めのもっさり&濃いって事から、メイン系統と推測。
↓ジェットホルダ


結構なクレーターです。

内部はまあまあ綺麗。


↓メインジェット


これは問題ないかな?


↓ニードルジェット


これも問題なさそうです。


とりあえず実験がてら、

CS90のジェットホルダ&メインジェットを装着してみました。
ちなみにCS90のキャブは、

ココがネジピッチの分水嶺、現在使われてる京浜丸タイプが使えません。
てなわけで、#96という中途半端なサイズのリペアキット付属品を装着。
結果、めっさ濃くなりました。空ぶかしで解るレベル、走れたモンじゃありません。


ジェットホルダ組み替えてる時に気付いた(思い出した)部分が、

スロットルバルブの傷。マイナスでこじった跡あり、何故かエンジン側に銃痕?ポンチで叩いたような傷もあります。キャブが超腐った経歴ありか?

民国製CL90用(横型エンジン)パチモンキャブのスロットルバルブを、キャブ塚から引っ張り出してきました。
寸は同じだね、コレ。


ジェット類は元に戻して、ニードル段数も2段目に戻して始動してみると、空ぶかしはいい感じ。
で、走ってみると、

驚きの白さ。不調の原因はスロットルバルブでした。
まあ、4ストですし新品プラグですから、白っぽくて上等。
調子も良い感じ。アイドリングの不安定もなくなりました。
荒ぶる排気音もジェントルサウンドになり、耳に心地よい爆音(この辺は個人差ありか)になりました。
うるさい、やかましいって何か不調のサインかもね。


レーサー系って轟音だけど、澄んだ音ですよね。その辺走ってる337拍子系はヤカマシイし、たまに「パンッ!」とかいってるから不調なんだな、アレ。
超澄んだ轟音337拍子って聞いた事ないなぁ〜大抵不愉快な音でして。