おっきぃバイク用スポーツタイヤのインプレでよく見る「グリップ力」とか「コントロール性」とか「旋回力」とか・・・スノータイヤにもその勢いが欲しいなぁ~メーカー様。
雪道だったら誰でも絶対判りますし、リッター野郎みたいに道楽で飛ばすんじゃなく、切実に欲しいグリップ力。
昨今増えてるじゃない?冬の北海道ツーリング。
オフロードバイク用スノータイヤ(スパイク打てる隙があるヤツ)とか結構需要ありそうだと素人考え。
そんなかんだで、まだまだ終わらないタイヤ弄り。
皆さんの悩み?ザラメ系と新雪でのグリップ力。
融雪剤まみれのワダチ跨いで車線変更とかタマヒュンですよね。
圧雪=スノータイヤ(スタッドレス)
という、常識なんですがココで発想の転換。
「だったらスノーにピン打ったら最強じゃね?」
と思った次第。
コレ、意外とやってる輩って居ないよね~スパイク=ブロックタイヤみたいな先入観をぶち壊すべく、オレが人柱に。
因みに、4輪だとソレ用のスタッドレスも売ってたりして一部マニアでは普及してるみたいですが、2輪では盲点かも?
ダンロップはブロックが小さいんで、IRCのSN12が実験台。
ボンサンと違ってちゃんと今シーズン用が送られてきました。
サイドは一個おき、センターは全ブロックに隙アリ。
まぁ打ちにくいね、サイプ付きのスノータイヤ。
ゴムが柔らかいというか粘るというか、独特の手応え。
難易度高めですので、初めてのピン打ちには向かないかな。
真ん中は取り敢えず20位しか打たず、サイドは70もいかない位。
数えるのもメンドー。まぁボンサンと同程度にして比較。
同じ2.25-17ですが、ボンサンより外径は小さくなりました。
↓BONSAN
↓IRC SN12
こんな感じで控えめ、やる気は余り感じさせない見た目。
ですが、コレがかつてないほど超イイ。
過去最高のグリップ感、振られたり滑った時も凄く穏やか。
何せ真っすぐ走るのに不安が無くなったのが大収穫。
良いトコどりの狙いは大当たり、自作スパイクタイヤとしては最高峰レベルだな、ウン。
後は耐久性だけ。
所詮カブ、大した負担かからないからイケると思うんだけど・・・ボンサン位持てば御の字。
=今までのキチガイ博士の実験結果=
・冬はタイヤが柔らかければ柔らかいほどエライ。
・目まぐるしく変わる路面状況で、安定したグリップ力を求めたらやっぱ市販タイヤ。
・スパイクピンはあくまで補助、タイヤ自体が命。
・タイヤセンターのピンはちょっとで十分。フルピンにすると、真っすぐ走らなくなるし、打った割にはそれ程効きも良くならない。
・スパイクピンだけに頼るとミラーバーン以外は真っすぐ走るのも難しいピーキーなタイヤになる。
・一般的な冬季路面においてブロックが引っかいて進む、止まる、曲がるは幻想、机上の空論。コンパウンドとトレッドデザインで進んで止まる。
・チェーン?何それタイヤ廻すアレかな。
冬道バイクで良くある勘違い「タイヤ良いの履けば大丈夫」そんな甘く楽しい世界じゃないんで、ご注意ください。
内地の未経験者へ~直線でコケるって想像できますか?
キチガイ博士の異常な愛情~または私は如何にして心配するのを止めてフロントの切れ込みを愛するようになったか
というカブリックオマージュに尽きる。