シリンダー交換

ジャイロUPって、案外シリンダー外すの楽なんだよね。
マフラー外すより、シリンダー外すほうが楽なバイクって・・・。


ヘッド排気側にカッチカチのカーボン付着。厚さ約0,5mm。

排気ポートも、ご覧の通り阿鼻驚嘆の地獄絵図。コレだね、パワー無かった原因。
廃棄車両から抜いたオイルのみ使用という、マッドマックス2ばりのハードコア3輪車ライフが、こんな風になった大きな要因かと。
これを見ても、俺のハードコア3輪車ライフに変更なし。
地球を甘やかさない、バイクに厳しくがモットー、戸塚ヨットスクールばりのスパルタ教育で今後も逝きます。


案外、シリンダーに傷はなし。第三掃気ポート下部に傷が目立つのは、面取り甘いんじゃね?って仕上がりだった為でしょう。指の腹切れそうだもん、撫でたら。純正でも、所詮原チャリ、こんなものですよ。
けど、純正シリンダーって焼きつかないんだよねぇ〜圧縮落としたりしても、直ぐに焼きついたりするイタ公製のシリンダー&ピストンって、ろくなもんじゃねーぜ、多分。
素材のクオリティー、均一性、製品誤差とかが全然違うんだろうね。
やっぱ、日本製は最高です。


排気ポート側の吹き抜けが目立ちますが、ある程度走ったら(4〜5千キロ)みーんなこんな風になります。レーサーじゃなかったらあんま気にしないほうが良いよ、吹き抜け。


因みにこのシリンダーとピストン周り、2006年に新品投入したブツであります。
実働約7年、距離は判らんけど2万はいってるだろうね。
基地の引越しで福井⇔苗穂間をチマチマねずみ輸送したり、VFR400のエンジンを大谷地から運んだり、スカイラインリアタイヤ4本+タービン2ケを運んだり。
ごくろうさまでした。感謝。


外したピストン&シリンダーは予備で保管。
ピストンリングを替えたら、まだまだ使えそうなんでね。
この辺は、働くバイクの逞しさですね。



ガスケット類は勿論新品に。
ヘッドガスケットは「ゴソウダンパーツ」だったんで、P型以降用を使用(当方M型)。寸法全く同一、何が違うの?問題なく付きました。
部品供給しっかりしてくれよな、ホンダさん。


シリンダー締め付けトルク0,8〜1,2kg。
このボルト、トルク管理も重要ですが4本均一に締まってるってほうが重要。
トルクレンチなけりゃ、テルクレンチで全然いけるよ。ただ、締めすぎには注意ね。