568 シリンダー壁面の錆落とし

センターアップマフラーの取り外しが結構メンドイ、最終2本サス。

 

2N0と違って貫通スタッドボルト、AT1残滓なケース構造。

まぁ2スト空冷なんで、シリンダーを外す事に関してはネジ4本緩めるダケというシンプルさ。

カブやモンキー系は結構ムズイ、初めてのバイク弄りには空冷2ストを強くオススメ。

この手のスタッドボルトって、奥が錆びててシリンダーが抜けず大惨事世界大戦勃発ってのがアタリマエなんですが、この車両は殆ど錆びて無くて5-56+プラハン軽打でサクっと外れました。優秀、優秀。

ぁあ、この変わった形のトップリング使ってる年式かぁ~。

吹き抜け防止?を狙ったんでしょうが、後にも先にも昭和50年代前半ダケ。

造るのメンドイわりに効果無かったんでしょうね、恐らく。

1,600kmにしては減ってるというか、擦った跡多目ですが個体差って事で・・・あんまり気にしなくても良し。

所詮、2スト。

ピストンとリングはタイヤ同様レベルの消耗品でございます。

千㌔レベルの馴らし?意味あるのかねと。

どうせ優しく使っても一分間に数千往復もしやがる部品、タイヤと一緒で一皮剥いたら全開OK、リングビンビン、ピストンピチピチのおいしいトコを馴らしで味わえないほうが悲しくね~か?という、誰にも理解されないであろうオレ流理論。

 

排気ポートから覗いた限りでは見えなかった、排気ポート上部の錆。

ミイラバイクの悲しい宿命。

シリンダーも回遊マグロと一緒、止まったら死ぬね、ホント。

 

ペーパー掛けで取れるダケ取りましたが、

やっぱクレーターは残るね。

引っかかりは無いんで、当分は大丈夫でしょうが・・・当分ってどれ位の距離?って聞かれても困りますが。

 

オーバーサイズ入れてってのはチャカチャカ賑やかになってからでも遅くない。

錆跡如きで突然爆発しました!みたいな壊れ方しないしね。

 

昨今の風潮で好きになれない入手=全バラってアメリカ風味なアレ。

搭乗員のオッサン率が高いせいか、最初に完璧修理を目指しすぎですよね~で、クソみたいな社外部品で自称フルオーバーホール→即ブローってハナシも昔からよくあるハナシ。

徐々にぶっ壊れていくのを味わいながら乗るのが旧車の醍醐味なのに、勿体ない。

 

こういう時も空冷2ストって最高ですね。