CB50Sエンジン+APE100キャブという謎設定。
純正をチマチマ直しても、完調にはならんし当時は燃調キットも無かったし。
15年前は1千円位でヤフオクで買えたんで、安いというダケの理由。
エンジン不動、キャブからオーバーフローするという事で持ち込まれましたが、
オーバーフローの原因は腐り+ゴミ。
これを機会に色々手直し。当時より無駄知識は増えました。
当時エイプ50用で売ってたフルパワー化インシュレーターを撤去。
ズレてるし、2次エア吸うしロクなもんじゃなかったぞ。
で、乗ってみたけどイマイチ。
5速全開からエンブレ→再開の時に巨大なもたつきが発生。
・原因その1
ジェットニードルの押さえスプリングが入ってなかった。
・原因その2
アイドリング調整ネジからの2次エア。エイプ用だから逆で回しにくい=歪めちゃったっぽい。
うーん、見ても判らん。けど、テキトーなPBキャブから外したスクリューに交換したら直りました。
・原因その3
エアクリーナーエレメントの網まで塗ってあった。
ホンダの網付きエアクリーナー全般に言えるんですが、スポンジ無くても走るけど、網が無きゃ走りません。網の抵抗が丁度良い按配、ホースの先っちょ摘む理論なんだと思う。
これはシロートが真似できない究極の領域、超えるのは無理だと思う。
小手先、ジェット類でどうこうならないのが小排気量。
純正キャブだとガバガバ、ゴボゴボ、トルク無し、高回転まで爽やかに回らない、このうちどれかが犠牲になります。
蓋の隙間がデカかったんですきまテープで補修。
エアクリーナーに隙アリだと、小排気量だとボコつきストールの原因になったりします。
吸入口を塞いでエンストしない=隙アリという簡単なチェック法。
塗料片が結構出た。マスキングしてくださいよ~塗装屋さん。
コレでかなり改善したんですが、やっぱエイプ用なんでトルクが無い感じ。
ブィーンて回る感じは楽しいかも?ですが、
腐ってもホンモノ。PC07Aのスムーズかつレスポンシブルさは出せません。
今となっては、コレに燃調キットを組んでしまうのがベスト。
因みにXE75のキャブも付けてみましたが、まるで吹けず。排ガス臭い、アイドリングもしないし。
XEやR&Pなどの燃調キットは無いのが残念無念。
多分、設定がどうのこうの排気量がどうのこうのではなく、キャブが壊れてる。
多分原因はニードルジェット。当時物の場合、殆ど駄目。
洗った磨いた漬け込んだしても、減ったモノは戻ってきません。
逆にキャブクリなんて溶かすモノ、使えば使うほど痩せていくという悲しい現実。
ココはPC20以下なら一緒だと思うんで、燃調キットのココだけ使うとかブルジョアな事も出来ると思います。
けどねぇ~針側も減ってるから完調にならないんだよね。どっちかだけっていうんなら受け側が最優先。
CB、XE、R&P、APEキャブレター全部でメインだスローだクリップ段数だと繰り返して出た結論。
新しいモノに限る。
キャブレターセッティングなんてゴールの無い闘いに挑むなら、最低でも全部新品パーツでやらないと無駄。できれば純正ジェットで。
結構、腐ったメインジェットやスロージェットとかでやってるっぽいけど・・・ホントにソレは数字通りなのか?って疑念沸かないのかなぁ~。