90の排ガス規制後しか乗った事ないからこんなモンだろうなぁ~とトロトロヨロヨロ30km/h前後で乗る日々なんで馬力がどうのこうのなんて話以前の問題。
もうね、晩年晩秋なオーラ出してますよ。
ジャイロUPの時とは大違い、とてもとても慣れないわ。
去年までは全開全開、横に10cm位㌧でも全開だったもんなぁ~ガンバロ。
だけども、馬力はあって越した事無いのが原付の世界。
噂によると20世紀のHA02はトルクフルだったらしい。
カタログスペックは同じなのにね。(この辺はメーカーの言い値的要素もありますから・・・特に継続生産車種だとね。)
確かに3速ヨボヨボ走りでもアクセル多めに開けないと加速しないような気がする。
違いは、
・エアクリーナー
・キャブセッティング
・マフラー
位なモンでして、カムやらピストンやらは一緒なのをパーツリストにて確認。
マフラーは支那製ではありますが、見た目は規制前ルックだから大丈夫と自己暗示をかけて、残りの2点を変更してみようかと。
まずはエアクリーナー。
↓規制前
↓規制後
エレメント脇のクリアランスが全然違います。
下半分の容積は規制後のほうがありそうではありますが、そこって吸気経路的には役立たずな気も・・・吸気音低減効果?
否、そんな高尚な問題じゃ無く、50とエアクリーナー近辺を共通化しないと90カブは生き残れないような状況だったと読んだ、事実70は無くなったし。
↓左が90規制後、右が50規制前用のエアクリーナーボックス。
俺にはキャブジョイントの太さ以外、違いが判りませんでした。
(コレが結構違った・・・エレメント差込口径の違いは有名ですが、それ以外にもダクト基部の高さが違うとか、それに合わせて内部形状変更してあるとか微妙に違いました。)
90規制前のほうが空気をすんなり吸えそうな感じだよね。
で、しっぽりと装着。
まぁ70用を買っちゃったとか、固定部分が折れてたとか色々ありましたが。
当然、ブローバイは直接地球に還元するようになる訳ですが、フレームに規制前残滓がありました、イカス。
冬道走行僅か200km、ブローバイセパレーター部に尋常じゃないレベルで水っぽい何かが溜ってました。
コレは駄目だね、特に冬は凍るんじゃね?(実際、凍るみたいby元旦宗谷岬組)
極上なコンディションだったらブローバイも少なめで問題無いんだろうけどさ。
元々がC65ルーツのロートルエンジンだもんね、50と違って90になるとブローバイも多いからヘンテコな形状のセパレーターを付けてお茶を濁した対策したんですね。
続いてキャブ。
先達のリミッターカッターはエアクリ交換してメインジェット#85でフルパワーって事みたいです。
が、
ジェットニードルも違います。見た目でも時代を感じさせる真鍮ニードルなのも違いますね。
ってか、メインジェットなんかよりコッチのほうが遥かに重要。
恐らくエアクリに合わせたテーパー角になってるハズ。
左が規制後、右は規制前。
ほら、やっぱり違った。
ニードルジェットは外径、外寸は一緒ですが、
内径が違います。
規制後は針のテーパーが緩やかで受け側太い、規制前は針も受け側も細い。
こんなメンドイ事、カブ如きでもやってるんだから2000年の排ガス規制って業界騒然、2ストのデカイヤツは無くなるし、4サイクルでも販売終了車種が大量発生。
70がなくなったのは、売れてないってのもあったとは思いますが排ガス規制による粛清。
その後、2007年のキャブ車大粛清へとつながるワケです。
ココまでやれば完璧なハズ。
腐ったキャブや長期不動車を一からやるんであればキースターの燃調キットを買った方が安いかな?但し所詮パチモン社外品、ジェット類やニードル周りは有るなら絶対純正。
何か違うんだ、アレ。4本もニードル入れてきてる辺りでぁゃιぃと思ったけど。
パッキン類が結構高いんだわ、純正。
乗ってみた感じ、最初に感じたのがエンブレがマイルドになった点と氷点下5℃での始動性が良くなったなってのはハッキリ体感。
ただブローバイの影響が遥かにデカイような気もする、マフラーエンドからの水蒸気が殆ど出なくなったのは間違いなくブローバイ絡み。エンブレも?多分ね。
距離走ってるとねぇ、どうしても不調の原因かつ悪循環の原因になりますよね、ブローバイガス。
暫く乗りこんでみた&規制後ボックスに戻したりを繰り返して見たら、やっぱり違う。
トルクがどうのこうのってより、上がギューンと回るのが規制前。
アクセル開度1/2以上はインジェクション的?なホンワカ加速(スロットルの反応が鈍い)のが規制後。
規制前後でよーいドンしても大した違いは無さそうですが、ちゃんと反応する規制前のほうが乗りやすいし、疲れないと思う。