プレス仕様 距離によるピストン摩耗状況

左から新品、2万5千㌔(自称)、4万7千㌔。

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・クラウン⇔リング溝辺り

表面ザラザラ処理(正式名称は知らん)に注目。

コレ無くなると5~10ミクロンぐらい?は減ってるハズ。

↓4万7千㌔

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↓2万5千㌔

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↓新品

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2nd⇔オイルリング間まで摩耗が進行してる=オイル食いの原因かも?

2万5千㌔ではトップリング上しか減ってませんが、4万7千㌔だとオイルリング部まで減ってます。

穴開きオイルリング溝からピュッピュ出てそうだしさ、横向きシリンダーだけに嫌でもピストン裏面にオイルが掛かってるハズ。クランクウェブが回ればドバドバ飛ぶ。

 

・スカート部

↓4万7千㌔排気側

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↓4万7千㌔吸気側

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↓2万5千㌔排気側

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↓2万5千㌔吸気側

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↓新品

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新品なんで裏側も見た目は一緒、写真は省略。

普通は排気側から減るモンだと思うんですが、ソコは横向きシリンダー。

クランクウェブ界隈からのビチャビチャ飛ぶオイルによる潤滑(飛沫潤滑)メインなんで、地球上で使用する限り重力には逆らえません。

 

だからオイル交換サイクルなんかより、量が重要。

大なり小なり減るのでマメにチェック、本職にも一月に一回見てくださいね💛とは伝えてるのですが・・・なかなかね。

コレは現行でも変わらないのでは?と思います。

ブレーキパッドとかみたいにオイル量が下限まで減ったらぃゃぁ~な音が出るとか、そういう仕組みあったら良いよなぁ~。

スティック式油温計は温度検出出来なくなるから判るらしいけど、油温なんて見たくない人には高いんだよね。

 

乗ってて判ったのは、カムチェーンテンショナのオイルロック効かなくなってカチャカチャ言い出したら補充サイン。

初期段階のカチャカチャ=下限ギリギリ。

 

リング溝近辺の摩耗=お疲れ具合という検証結果でした。

因みにピストンリング合口測定もやってみたけど、6千㌔も2万5千㌔も一緒、ピストンリングは全然減らないみたい。

カブのピストン&シリンダ周りは吸気側が多めに減る=チェックポイントと。