カブ系エンジンのオイルポンプスプケット脱着 年式や排気量による違い

エンジン全バラしなくても外せる?外せない?

 

・CF50シャリィK2

標準工数1.4h、ケース割らんでもイケる設定。

12Vとはオイルポンプの凸凹が逆。シャフト側が凹、カラーも存在しておりません。

シャフトがクラッチ側に抜けてきますので、スプロケットの交換は楽勝。

オイルポンプ側が凸。

上に引き抜くだけ。

折角の機会なんで、この界隈を記念撮影。

 

・カブ90 1987年式H型

標準工数はシャリィと大した変わらない1.3hですので、簡単に抜けるハズ。

ところがギッチョン、

気合、根性、力技、ゴムの弾力に頼り切った強引な引っこ抜きしか選択肢はなさそう。

強引なのイヤダ、外したスプロケ再利用するとかだったら全バラかなぁ~。

ナナメ45度でグギギってな感じで引っこ抜きました。所要時間10分位。

全然クリアランス足りねぇし、シャフトが↓ココ↓までしか抜けない。

シャフトが抜けないのは、90エンジンはストローク6mmアップ=クランクウェブがデカイんで引っかかってるっぽい。

カブ90、クランク交換時の写真

シャフト部が微妙にテーパー状になってますもんね、クランクウェブが小さい70だと大丈夫なのかな?

そんなかんだで入れる時は力技。

ゴムの弾力命みたいな。

打撃系より圧力系でブチ込むほうが素材に優しいかな?

まぁ何とか入りましたが・・・コレで良いのか?随分ヤンチャな整備工数1.3h。
そもそも50&70と90が一緒ってのも、そんなかんだでマズイのでは?と気付いた世紀末。

で、ヤンチャ工数1.3hやっぱマズイよねぇ~ケース壊したバカとかいたんでしょう。

 

↓排ガス規制後、ミレミアムなカブ

一気に工数3.8h。

中の人がやってみたら「無理だよね、コレ」みたいな事で全バラ設定になったと勝手に想像。

↓規制後エンジンのオイルポンプスプロケット交換をやった時の日記↓

overflow.hatenablog.com

この頃は削っちゃいましたが、ひょっとしたらトンガリコーンなシャフト先端ってヤンチャな工数1.3hの名残なのかも?

突っ込む時のナナメ圧入時、トンガリコーンのほうが楽なのかも知れない。