フロートバルブは換えるけど、フロートは換えないって方も多いのでは?
樹脂製=半永久的と考えがち。
綺麗だったんでついうっかりパスしちゃったんですが、空状態からガソリンを流すと必ずダダ漏れ。
フロートバルブ入れ忘れたか?ってレベル。
揺すったりフロートカバーを軽く叩くと大丈夫というアレ。
この出方、フロートっぽいなぁ~樹脂製って壊れにくいけど34年モノですから。
あらら、随分油面下げの方向なH寸法約18mmになってました。
まぁこの辺のキャブってフロートと合わせ面が垂直直角水平、コレ基本大原則。
実油面はこんな感じ。合わせ面ピッタリ。
H寸法16mmでオカシイ事になったら「調整」なんてしないほうが良いです。
ネット上には実油面マイナス3mmなんて記述も有ったりしますが、ホンダで実油面?教えてくれるワケないよなぁ~そんなトコ見てないもん、中の人も。
で、H寸法16mm(規定値)に戻してチェック。
一発目はお約束で盛大にオーバーフロー。
高くなったね、確かに。
実油面はドッチが正解?
で、
お漏らし補修セット、フルコース。
ケイヒンはフロートバルブの受け側が換えれないのが・・・残念。
付いてたフロートは白ッチャゲてるね。
中古は手で持ってみると微妙に重いかも?
ベロは修正したのか使用期間少な目なのか凹み少な目。
ココが引っかかってオーバーフローしてたとは考えにくいコンディション。
で、フロートとフロートバルブ新品での実油面は、
合わせ面チョイ上?0.5mm位かな。
カワサキ車で良く使われてるCVKと同じなのかも?
ガソリン空状態からの超過激オーバーフローも一切無し。
念の為、旧フロートだけを付け直してみると・・・一発で超過激オーバーフロー。
何回かとっかえひっかえしたけど結果は一緒、故障個所はフロートで確定。
浮きが経年劣化でダメになってたという今回の実験結果。
かつては散々油面調整してたけど、たどり着いたのが基準値でダメ=ぶっ壊れてるっていう結論。
ココだけはチェンジニアが究極至高、唯一の修理方法。
調整や修正なんかでチョロまかしてたら何時か爆発するよ。
油面調整しても、あくまで静的な調整。
実際走ってると揺れたりガソリン減ったり増えたりと超忙しいフロート&フロートバルブ。
油面でちょろまかしてもね・・・ちょろまかし車って実走するともたつき息つきアイドリング不安定中間回転域でトルクの谷とか・・・。
H寸法2mm下げの場合、時々何かの拍子で正常作動→実油面マイナス2mmになったりしてるんだろうねと、脳内予想。
壊れてたら純正新品に換えろ。
純正部品が出るウチが華。
鍵★?社外品は軒並みクソ、似たような何か位の認識でOKです。