カムチェーンテンショナー滅亡から派生した様々なトラブル。
コレ系エンジンは「カチャカチャコロコロ」音がしたら要注意。
テンショナーだけ気を付けとけばキャブ時代以上の耐久性が有るんじゃないかなぁ~コレって基本110のボアダウン版、雑誌風の言葉でいえば「過剰品質」な50cc。
腐っても2018年型、イレギュラーも少なくガスケットも綺麗に剥がれます。
何時も弄ってる昭和のポンコツとは違ってペリっと剥がれるガスケット、気分が良いですね。
オイル管理何それ?な酷使状況にも関わらず、ケースの焼けはそれ程でも。
使ってるオイルはホムセン4L2千円位の安いヤツ。モチ車用。
マメに純正オイルG1にて点検&交換してるオレのカブ90はマッチャッチャ。
コレから判る事は、エンジン内が茶色くなるのはオイルどうこうじゃなく、速度域。
本職は制限速度以下の走行が多いだろうし。
一次側、かりんとうみたいになっちゃてます。無残。
わっかり難いですが、オイルポンプの樹脂ギアが崩壊してます・・・良かれと思ってこの型から変更になった右クランク軸からオイルポンプ駆動させる方式、仇となったか?
異物噛んだりしたら一発アウトだもんぁ~あと樹脂ギア崩壊って21世紀ホンダイズム。
ジョルノクレアとか割れまくって酷かったと遠い記憶。
オイル管理どうこうの問題じゃなく、50スクーター=オイル管理するワケない輩が乗るんだから。
優等生しか想定しなかったホンダイズム。
アレ、何故リコールかからなかったんだろうね?
カムチェーンが削ったエンジン周りのアルミ粉。
クラッチ周りは得体の知れないスラッジが大量に付着。
ロックナットのカシメ、ウルセェヤツ居るけどさぁ~コレで良いんだとメーカーが言ってますね。
実際、本職+5万㌔というウルトラシビアコンディションで緩まなかったワケだし。
ナットが動かなきゃ良いんだよ、こんなトコ。
2次クラッチシステムなんで、遠心側だけってワケにいかずミッション側のクラッチも同時に外す必要があります。
ヤンチャな外し方してるバイクに詳しいパイセン系が散見されますが、
ミッション側のクラッチはベアリングを外してプーラーで抑えて外すのが正道。
ダメダヨ、インパクト。ダダッてやっちゃうと、ナメやすいから。
メーカーが組んだまま、バージン状態ならインパクト不要。
エクステンション+アクスルシャフト最強、ラチェットやブレーカーバーなんか使うから舐める。
摩擦材ほぼゼロ、具が出ちゃってますね。頑張りましたね。
新品は↓こんな感じ↓
ダンパーゴムも交換。
マニュアルクラッチ側も当然減っておりまして、
テッカテカに輝くディスクは終了サイン。
ココって今までの経験上、厚さや歪み測るダケ無駄。
テカッてるとか紫だとか黒々+欠けてるとか・・・見た目、見た目。
滑ってても規定値内だったりするから湿式クラッチは奥深い。
真ん中のディスクが「22204」なんですが、22201との違い?ほぼ判別不能。
ツメのアタマにマーキングがあるのが22204ってのはネット検索でも出てきましたが、よぉ~く見ると、材質が違う様子。
22201はツブツブ、22204は混じり気無し。
鉄カブと違って、プーラー引っ掛けとくのにちょうど良い突起物が無い。
マニュアルではエンジン単体でプレイなされてますが、レーシングエンジンじゃあるまいし。
ツメの引っかかり、ぁゃぅぃ感じ。
こんな状態でもクランクベアリングや大端ベアリングはガタ無し。
ヘッド周りもオイルいってなかったハズなのに悲惨な状況でも無く。
多分110じゃこうはいかない、スゲーヨ50ccカブ最強伝説、始まる。
ひょっとして、ヘッド周りってオイル不要なのか?
コレ見ると改造車で良くやるオリフィス拡大や良いオイルなんか無駄だろうね、壊れる系は別問題かと。
ノーマルだったらオイル無くても壊れない=改造部品がクソって結論しか得られないんですが・・・ミニ四駆やラジコン世代は改造パーツ投入ってロマンですよね。
有名無名関わらず、壊れる前提でどうぞ。