フォーサイト セルモーター取り外し&分解

ケツのカウル(バンパー?)を外して、左カバーを外して、エアクリーナーボックスを外す・・・マニュアル通りにやってみました。
念の為、バッテリーのマイナス端子は外しておきましょう。


ネットで下調べしたら結構大変とお伺いしておりましたが、これが?って感じ。楽勝、楽勝。
メンテ性良いじゃん。
それとも・・・ポンコツ弄りしすぎて世間一般の感覚とズレてしまった?


プラスのリード線固定ボルト、ダブルナットになっておりまして共回りしがち。

車載工具を削った薄型スパナ、結構な頻度で活躍するなぁ〜元々、スロットルワイヤー固定部の為に削ったんですが、色々使えて便利な工具にランキングアップ、これは手放せないな。


固定ボルト2本とリード線を外せば抜けるハズなんですが、走行距離3万オーバーの車体、手で引っ張るぐらいでは抜けません。
反対側から棒っこで叩き出しました。

さあ、分解してみますか。


型番はSM-13、ミツバ製。

バイクのセルモーターってミツバの独占状態だよね。


なんでもそうだけど、清掃ついでに細部を確認。
ってか、細部の確認ついでに清掃するってほうが正しいな。

このあわせマークどおり組まないで、180度ずらすと逆回転。ただ空回りするという切ない状態となります。いちかばちか組んでも50㌫の確率で当るから運勝負でも当る事がありますが・・・きちんと組みましょうね。



磁石の向き、穴2つで磁石が見えないほうがブラシ側。

プラス側のブラシがバカでも判る位に磨耗してますね。こりゃ回らなくなるわけだ。
減るとバネの圧力減少→更に火花バチバチで減るってのは、中学生時代にラジコンのブラシで覚えた。パワーも下がるんだよな。
叩くと復活するってのは、ブラシ磨耗によってイニシャル減少した弱っちぃ圧力のバネが何とかブラシを押して接点復活って事でしょう。短くなると構造上、引っかかりやすいです。


純正部品でブラシ発注の際、2個セットじゃないので注意。
プラス側、マイナス側で単品の部品番号がふってあります。
うっかりマイナス側だけ頼んじゃいそうなパーツリストの画、ホンダのひっかけ問題か?


プラスリード接続部分、ワッシャーの組み合わせはご覧の通り。

一番下に部品番号91320-MB0-000のOリングが入ってます。モータードッキングボルト座面+ココ。だから、必要個数が「3」なワケ。


一部のファッキンクレイジーな連中は、

ココのオイルシールも換えたいでしょうね。
パーツリストには単品指定無し、ココを換えたきゃセルモーターAssy4万円コース。
まあ、ケースの最上部のシールなんで、エンジンが終わるまで換えなくても大丈夫じゃないかな?と思いますが、心配性な方って居ますからね。

NOKのBC1693Gってシングルリップのオイルシール。寸法は13.5 X 24 X 6です。
規格品には無いサイズ。13×24×6なら規格品であるけど、0,5無理矢理はマズイんじゃね?と思いますよ。
後は自己責任、ファッキンクレイジーな連中に任せるわ。探せるモンなら探してみ。



ヘンテコワッシャの向きはコレが正解。


ブラシが当る部分はペーパー掛けや真鍮ブラシでピカピカにしたくなりますが、猛烈にブラシが減る原因になりがち。
コレも中学生時代にグラスホッパーに付けたテクニパワーモーターで学びました。
マチュア側は下手に弄ると地獄です。

ひたすらウェスで乾拭き、時々接点復活剤程度で穏便に済ませるのが吉です。
接点間の溝に詰まったカスも悪さするので、竹串で綺麗にしませう。
必ず最後に乾拭き&脱脂、脂っこさを残してはいけません。