普通の単気筒バイクなら「取り敢えず付けて不具合有ったら直す」ってのが常道ですが、この車両は極めて面倒な窮屈構造。
すなわち外道ですから、いやが上にも慎重になります。一発でキメたいなぁ~。
フロートカバーパッキンからガソリンが漏れた跡がありましたので、交換がてら各部チェック。
見ないで買ったフロートバルブも交換。
何故かと言うと先っちょゴム使ってるでしょ?パッキン無交換の車両がフロートバルブだけ換えてる確率は限り無く低い、ましてはGB400です。
だから問答無用で交換。
案外綺麗。コレだったら始動は問題無かっただろうね。
タンクの錆っぽいコレ、錆じゃなくて腐敗ガソリンです。
皆さんが錆だと思ってる物体って案外ガソリンの成れの果てかも?
磁石近づけてみると一発で判りますよ。
中性洗剤数滴垂らしたお湯だけでこの輝き。
年々専用ケミカルを使わなくなってくなぁ~昔はキャブクリドブ漬けとかしましたが、アレってあくまで真鍮部品用、極端にいうと溶かして汚れをはぎ取る感じだと思います。
キャブクリって亜鉛合金にはイマイチ効かないし。
今度腐ったキャブが来たら、真鍮以外の箇所(主にボディー)にタンク用の腐ったガソリン洗浄剤を使ってみる実験をしてみます。凄く効きそうな予感ですが、ボディー溶ける可能性もあります。
何事もやってみないと、ね。
真鍮類はキャブクリで清掃しました。
ぱっとみた感じは綺麗だったんですが、何度か腐らせたみたいで、
フロートバルブ受け側がクレーター状態。久しぶりだ、この感じ。
割り箸等で磨き倒して、
イケるかなぁ~ちょっとだけ凸凹残ってますが。
ガソリンに浸かってる部分=腐ってるという図式なので、メインとスローも腐ってます。
擂鉢状部分が大丈夫なんでイケると判断。
ちょっとわかり難いですが、奥に緑ゴケ。
コレって真鍮の腐ったヤツなんで大人しく交換するしかありません。
腐った分が無くなる=寸法変わるという図式。
鉄板に置き換えると判り良いかな?
フロートカバーパッキンは表裏有り。
凸が上に来るように組みましょう。
取り付けの際は最後にオイルタンクを固定したほうが良いみたいです。
バッテリーケースが上手く付かなかったりしました。