改めてパーツリストを眺めてたら、色々違うなぁ~C100からのクラッチシステム進化の歴史。
搭乗員の報告どおり滑りまくってたらしく、
クラッチディスクカスと思われるブツが遠心フィルターに蓄積。
最大の問題点、1次減速比が18-37(2.055)という欲張り仕様。
90km出たと言い張ってるんですが・・・ホント?
淡い期待で18T仕様のクラッチセンターが流用出来ないかな?と一応調査。
センターの出っ張りが全然違いますね。(左が初期型C65)
ギア数の違いは当然として、内径等色々違います。
クラッチセンター自体の外径、爪嵌り溝の数(17T)は一緒。
ディスクは共通部品なんで、そりゃそうか。
↓一年前、新品時のディスク。
まぁ減ってるっちゃー減ってるけど、何か違和感。
黒ズミ具合も穏やかだし、ディスク側も減りや偏当り痕も無く・・・擦ってました感ゼロなんだよね。
多分、入手がほぼ絶望的なクラッチスプリング(22401-040-000)が駄目だったんだろうな。
ドライブプレートの出っ張り具合の違いがココにも影響。
プライマリギアの厚みが違います。
嵌め込み部分のギア頭処理も全然違いますね。
といったワケで、シャリークラッチにクラッチセンターだけC65仕様は不可能、全く流用出来ませんという結果。
クラッチリフター回りは前回流用済みで、使える事は判明してる=クラッチAssyの出っ張り具合やリフト量は一緒という、6千㌔に及ぶ実験結果。
プライマリギア、セカンダリギア辺りの流用出来るか否かが今回の作戦のキモになるワケですが、オレのHA02から外したブツを装着してみると、基本ボルトオン。
C65初期型限定のプライマリギアにオイルを直接噴射する管が干渉するんでペンチで曲げたってのが、唯一弄ったトコ。
何だろう?この暗中模索なホンダイズム。
ココ壊れてるヤツ見た事無いし、ブンヤのプレスカブでもプライマリギアが減ってるヤツを見た事が無い。
速攻無くなったって事は・・・そういう事でしょう。無駄。
それより全力で大端ベアリングに行く仕様にしてほしいですよね。
後はシャリーのクラッチナットやOUTSIDEって書いてあるワッシャやらを移植。
装着後のネジ山の余り具合当も何時もの光景、こりゃクランクシャフトの寸法は変わってないっぽい。
リフター周りをボールタイプに変更した為なのか、クラッチレバーが僅かに干渉した痕があったので、
ひたすら紙やすりで薄肉化。
ベルサンとかリューター使うと削り過ぎの危険性が在るんじゃないかなぁ~やっぱ手作業最強。超地味ですが確実。