現在の走行距離54,423km
クラッチ板新品にしてから約1万6千キロ走行、どうなってるのか?
遠心フィルターやストレーナーもどうなってるのか?
使用環境=甘やかさず365日酷使が基本、停止暖気運転ゼロ、オイルはG1メインで時々スズキR5000とかG3とか。
↓3万8千キロ時
カバー裏は焼けてきたなぁ~過走行のブローバイ出まくりスカスカエンジンで回すとこうなるっぽい。
低速走行ばかり(40km以下)だと案外焼けないんじゃないか?と思う。
遠心フィルターにも得体の知れないネチネチとした物がテンコモリ。
↓3万8千キロ時
ココは前回のほうが大盛だったな。
クラッチ板の裏にもブローバイ絡みのオイル焼けがコッテリ。
ストレーナーは・・・地獄絵図。
辛うじて隙があるけど、ちゃんと吸い上げれてた?と思わせるレベル、詰まる一歩手前。
↓3万8千キロ走行時
ココも回さんほうが良いのか、ブローバイ絡みなのか、前回回収しきれなかったオイルポンプギアやガイドローラーの残骸が出てきたのか。
因みに磁石に反応する系のブツやキラキラアルミ系は殆ど無しでした。
ストレーナーがおっかねぇ事になってたんで、オイルポンプもチェック。
ちょっと縦線入ってるね・・・換えたほうが良いのかも?と思いつつ、見なかった事にしちゃおっと💛
因みに空キックや始動後にヘッドボルト左下緩めてみた系の点検ではドバドバ出てくるんで、多分大丈夫。
外した判ったのが、プライマリードリブンギアのガタ。
ハブダンパー部にガタツキありでしたのでシャリー部品取りエンジンから拝借。
この辺は6V12V関係なしプライマリードライブギアが17Tだったら69T、基本共通です。
(昭和40年代だと18T-37Tとかハイギヤードでぶっ飛ばせな一次減速比が存在、ジャズとかもヘンテコ一次減速比らしいけどアレは手動クラッチか)
ガタツキのせいか、微妙に片当たりしてますね。
左HA02、右シャリー
となると、プライマリードライブギアも交換したくなります。
ギア自体は全く問題無しですが、クラッチセンターガイドが摩耗しておりました。
ココはマイクロゲージ無いと正確な数値測定は無理。
・プライマリギア内径
標準値21.000-21.021mm 使用限度=21.05mm
・クラッチセンターガイド
標準値内径=16.988-17.006 使用限度内径=17.04mm
標準値外径20.930-20950mm 使用限度外径=20.90mm
テカってる=摩耗してます→交換でOK。
酷くなるとゴロゴロ異音が出ますし、クランクに良く無さそうなブレも発生します。
クラッチ板と同時交換が素敵なタイミングでしょうね。
ココはミジメに部品取りシャリーエンジンから拝借。ココも何ボルトだろうが共通。
大昔はキンピカっぽい砲金だぜぇ~耐久性的にはどうよ?ってのがありますが・・・案外、昔の材質は地球やメーカーの財布に厳しく、搭乗員に優しかったりするから判らんぞ、コレ。
プライマリーギアの不具合は特になかったようで交換後も変化無し。
クラッチはセンターガイドが効いたのか、クラッチ周りの清掃が効いたのか、ある程度スピード出した後の停止直前に「カコン」って獅子落とし的なサウンドが復活。
何の音なんだろう?アレ。