F9 シフトロッドのオイルシール交換



結構滲んでますねぇ〜プラスネジ回した跡があるな。


右チェンジ対応のシフトロッドなので、左右にシールがあります。てなわけで、2個必要。
ヤマハのDT1もそうだけど、右チェンジにしてる車両で全世界で何台ぐらいあるんだろう?


どっかで見た事あるオイルシール・・・随分前に弄ったKMX200と同じヤツだね、コレ。
外側の鉄板が硬くて難易度高いタイプ。
以前の記憶を辿り、

押して駄目なら引いてみろってやつ。一回叩いて奥に押し込む+変形させて、一回シールが動いてくれればこっちのもの。

シールリムーバーで抜き取る。今回は大して闘う事も無く5分で取り外せました。40年物の割には妙にあっけなく取れたなぁ〜と思ったら、

うげげ!超傷入ってるんですが・・・オレがやったのか?と一瞬ドキドキしましたが、今回は打撃系では無く寝技系で抜いたんでこういう傷付かないよなぁ〜打撃系だとしてもギッチョなオレは左上方攻撃が基本、右方向からの攻撃は無理なんで外人さん、やっちゃったか?


話はそれますが、最近ブラジル人のレストア作業をユーチューブで見る機会が多いんですが、凄いよあいつら。

ココ、ショップっぽいんだけど・・・。
キャブのフロートバルブチェックなんて、フロートをボディーに付くまで押し付けた状態で口で吹いてOK。ベロの角度なんで明後日の方向、超下向きです。怪しいリペアキットのガスケット超大きいのを無理矢理押し込んだけど大丈夫?って心配しちゃうレベル。
日本で評判悪いショップでも、アッチに逝けば超一流扱いじゃねーかな?
ラテン民族って、細かい作業に向かない国民性なんでしょうかね。



取り敢えず装着完了。リップが今までより奥までいくから、ギリギリ傷ゾーンを越えてる事を期待。


というのも、外したシールは、



何用なのか不明ですが、ダブルリップで厚みが1mm違います。奥の部分にゴムが無いのも違いか。
右(キック側)は純正シールのまま、当時モノ?でした。



ってことは、外人さんも漏れに悩んだ事が十分予想されます。左シールだけ組む時に塗ったと思われるグリスが残ってるのがちょっと判らないけど。


まあ、2ストのミッションオイルですから入ってりゃOK。減ってきたらガラガラ煩くなりますから、そうしたら補充で良いんでないかい?と個人的には思いますが・・・40年も経つと色々ありますね。