試行錯誤で暗中模索な初代OHCエンジン、馬力に自信があったのか2速でメーター読み70km位出ちゃうミッションレシオ。
3速が使い物にならない・・・。
3速に入れると滑るらしい。
ワイドレシオの影響あるだろうね、基本、カブのクラッチは遠心力命ですから。
スピード出てるのにエンジン回転数低すぎるのも良くない事なんだと思う。
初代の初期型、70あんどんと基本一緒みたいなんですが、構成部品に細かい差。
数年で色々変化してるって事は、色々あったんでしょうね。
もはや定番のタガネ痕。
スラッジの溜まり方が年式の割に少ないのが逆に不安。
因みにこの時代はロックワッシャ手前に「OUTSIDE」って書いたワッシャが入ってなくて正解。
プーラーで固定して、
特工で外すと。コレ、インパクト使うとかえってナメるからハンドツール一閃「ギュッ」っとミートの瞬間に力を入れる感じで緩めましょう。
何となく悪意。
コレってプレート裏返しを意図的にやってるとしか思えない。
ココまでばらして再利用か?
ディスク自体はメッチャ綺麗。
社外?と思ったんですが、外周までコルクってるのは当時物純正ダケみたい。
当時物で組んだのかな?ちゃんとした所で保管しておいても半世紀も経てば劣化するよねぇ~オレなら使わない。
ディスクに比べてプレートには使用感が盛沢山。こりゃディスクだけ換えたっぽい。
ディスクだけ換えるって流儀のチャリ&バイク屋、未だに多いのは伝統の継承か?
予算の問題もありますが、ディスク換えたらプレートも同時交換が原則。そのほうが結局安上がり。
5Lモンキーまで続いたローラー式のクラッチ。
キックの飛び込み機構も巨大なスナップリングで固定してあるし、色々違いますね。
その後の進化(熟成?)を比較するのもオモロイ。
=投入した新品部品=
・ディスク(元々は040の専用品、度重なる部番変更でモンキー用と統合)
・プレートA(元はC100と一緒の部品番号)
・プレートB(元はC100と一緒の部品番号)
形状、プチプチの有無などもはや別物。この辺も進化の歴史でしょうか。
・プレートC(元の部番は機種コード023ポートカブ用)
コレに関しては目立つ変化無し。機種コードがアンドンだから似たようなモンなのかな。
・スプリング,クラツチダンパ
コレは昔のままで出ています、完全に一緒っぽい。
・ローラー 8X10(元の部番はC100と一緒)
減ってるかどうか判らん。けど、換えれるモノは換えといたほうが良い年式。
何時無くなるか判らんし、社外のアジア系パーツは基本ゴミだし。
一応、減ってるっぽいね。
最後にイケるかも?と思ったけど失敗したパーツ。
クラッチスプリング。C65用(22401-040-000)はゴソウダン。
けどこの機会に換えたいよねぇ~。
そんでもって、初期のほうの行灯70用を買ってみたけど、
劣化したとは思えないレベルで自由長が違いました。
トドメは、
ホンダイズム。
スプリング外径が微妙に違い、溝に嵌りませんでした。