フロントフォークのオイルシール交換

DT250M(1N6)フォークオイル量=190,5cc(油面指定無し)


現状漏れてはいないのですが、グチュグチュといやらしい音がしてます。
ストロークさせてみても反発力が無い感じです。

インナーチューブにスライドメタルが付いてない大昔のフロントフォークなので、このままアウターだけ抜いて、先にシール交換してやろうと思ったら・・・ボトム部分のボルトが外れません。インパクト使えば普通は簡単に外れるのですが、共回りして外れません。
フォーク単体にしてひっくり返し、フルボトム状態をキープしつつインパクト連打で何とか外れました。

インナーロッド下部の辺りが独特の造り。ロックピースに穴が開いており、減衰力に影響してそうな感じです。

ボンドG17みたいな色をしたネジロックが悪さしてたんですね。インナーロッド側にも当然付いてるので、タップでさらってやりました。
ここのネジピッチM10,1,00mmという特殊サイズ。
丁度Cプラグ用のタップがぴったりです。ただ、このタップ高いんだよねぇ〜。



オイルシールとダストシールは出ます。他の部品(トップキャップのOリング、シールのクリップなど)は販売終了です。ばらすときは優しくね。


で、オイル注入と相成るわけですが、190,5ccってインナーロッド上端ギリギリ。
ちょっとでも少ないと「クチュクチュ」エア噛んじゃいます。
エア抜き時も本当にゆっくり動かさないと、オイル油面が元に戻る前にエア噛んじゃってやり直しになっちゃうぐらい、ギリギリ。

丁度、上端ツライチで正解なハズ。
量を正確に入れるより、油面がインナーロッド上端ツライチを目指したほうがよさそうです。
メスシリンダーで入れると、数cc少なくなったりしがちだからね〜。


装着後にストロークさせてみると、凄くスムーズになりました。
ただ、コレってほぼロード用の硬さじゃね?
とてもオフロード用とは思えないですね。
だからって柔らか目にセッティングすると、危険な乗り物になるんだろうね。
ツーリングには良さそう。