37F YF200のCDI

今、新品の2LR-M0CDIが出品されてますねぇ〜いくらになるんだろうか興味津々。


やっぱ同系統のCDIが良いんじゃねーかと、YF200SのCDIヤフオクで落札して到着待ち。
駄目なら駄目でメイトCDIがあるし。
あくまで実験。
メイトCDIで全く問題ないのが逆に怖いな。


YF200S−CDI流用作戦に際して、改めてDT200R等の80年代ヤマハアナログ制御CDIについて調べてみると、色々判った事も。


1、チャージコイルによって進角していた事。
チャージコイル(ソースコイル)がチャージ1(黒/赤-茶)とチャージ2(茶-黒)に分かれており、電圧差?によってアナログレトロな進角。
この時代のヤマハ(80年代中頃まで)に多数使われてるシステムです。
CDIパンクあるある車種、DT50とかRZ125とかRZ250R(1XGまで)もそう。
CDI故障で悪名高き?キックセロー(1KH)やTW200(2JL)も同様なシステム。
SR400だと、ピックアップコイルまで2系統に分岐しており低速、高速と分かれてたりします。SR初期型は余り聞きませんがね、CDIパンク。
*アナログ進角っぽいCDIの製造メーカー一覧
・SR400=日本電装
・RZ250,RZ250R=日本電装
・RZ125=日立
・TZR125=ヤマハ
・TZR250=日本電装
・RZ50(5R2)=ヤマハ
・DT125R(34X)DT200R(37F)=ヤマハ(中の半導体は松下製が多い)
・SDR=ヤマハ
・XT225、TW200=多分ヤマハ
・ST225ブロンコ=ヤマハ
メーカーがどうのこうのってのは無いみたいで各社ごちゃ混ぜ。
以上ダラダラと書いてて気付いたのが、82〜87年位の販売車両かつスポーツ系がヤバイのか?メイトやJOGやらYB50でCDIパンクってのは聞かないなぁ〜。
80年代後半頃からデジタル進角導入や半導体の進化により、点火コイルは単なる電源供給装置と化します。


2、ピックアップセンサーが外側に付いてる事。

コレ重要。
今回落札したYF200Sは内側にピックアップセンサーがあり、S-N-S-Nで1回転を検知。
37Fはフライホイール外側の凸を検知という致命的な違い。

↑RZ50のジェネレーター。YF200やYSRも似たようなモンです。
流用時に試したYSR80−CDIが動作しなかったのも、内側ピックアップセンサータイプの為でしょう。


普通はこういう事を調べてから流用するんだろうけど、配線が似てるってだけでCDI塚からチョイスしたメイトのCDIが、外側ピックアップセンサー&チャージコイルによる進角制御という偶然の一致=動いちゃった♡ヤッターという結果オーライ。

↑メイトのジェネレーター
進角制御の微妙な違いがあるとは思いますが、乗ってて不具合が無いのはイイ線いってる証。


といったわけで、YF200S-CDIは到着前にゴミと化してしまったわけ。