ヴィンティジ界のお約束?ステンボルトと13mmナットのオンパレード。
この仕様、ナウなヤングにはウケないと思いますよ、おじさま達。
侘び寂を全く感じないキラキラピカピカって大陸のお寺っぽいなぁ~オレは合わん。
百歩譲って外装止めるボルトならともかく、エンジンマウントはヤベェです。
上が付いてたボルト。
ちょっと太い。
へぇ~こんなステンボルト売ってるんだね。ポィっと。
残念ながら、純正部品はヘッドカバー部のエンジンマウントボルト&ナット&ワッシャだけしか出ませんでした。
下の方に付いてるエンジンマウントもステンレス化してあるんですよね・・・何やってるんだか。
したがって、ボルト塚からテキトーなボルトを物色して装着。
同時に気づいたヘッドカバーボルトのステン化。
コレもヤベーよ。
カジるし緩むし腐食するし。
ワッシャのほうはただのワッシャじゃなく「シーリングワッシャ」という名称。
見た目で判るのは分厚いワッシャって事です。
袋ナットで締めた位じゃ歪まないレベルの厚み。
この車両のヘッドカバーナット、外側だけ何故か純正チックなボルト+ステンワッシャというハイブリット仕様。
ステンおじさんがナットを外してるのは確実なんですが、見た目重視でしょ?それなのに何故内側がステンナットという疑問探究、深夜1時。
緩めてみて判りました、クッソトルクで締まってました。そんでもってネジ上がったっぽい。
御自慢のステンワッシャが歪むレベル。
いくら何でも1,8kで締めた位じゃプレーンワッシャでも歪まんわ。
漏れ止めるのに親の仇レベルの増し締めってのは立派な哲学、味わい深い。
このボルト、電蝕特有のオレンジな錆が発生してますね。
鉄は判りやすいけどエンジン側(アルミ)はもっと酷い事になりますステンレス。
最終的には軽石チックな状態になり、崩壊する末路。
ステンレスは錆びなくて良いですが、周りは大惨事世界大戦。
カジったのを再利用したのが外側4つ、内側に付いてたナットは完全に舐めたから13mmホムセン系ナットに換えたと。内側だったらバレナイかもね、そうかもね。
以上、ポンコツ鑑識結果でございます。
液ガスの古臭さからして、前の前とか・・・21世紀じゃないかも?とにかく至る所に時限爆弾がセットされてますね。
有名無名限らず、ウリのバイクってこんなモンです。