568 フロントフォークシール交換

2N0までは片側割り締めなんだよなぁ~プチフォーク曲がりをごまかして乗るには、コッチの方式が良いってのを約6年ぶりに思い出しました。

リアと違ってフロントドラム内は綺麗。

ベアリングのシールに錆のプツプツ出てきてるから、交換したほうが良いね。

 

リムの裏側も綺麗。とっても綺麗。

コレ、ホントに1,600km走行なんじゃね?と思わせる状態の良さ。

少なくとも新車時から殆ど触られてない部分のオンパレードなんで、非常に弄りやすいです。

 

ダストシールがバリバリですね~45年も経てばそりゃしょうがないね。

点錆が尋常じゃない量ですが、取り敢えず分解してシール交換してみます。

しっかしまぁ、オイルシール周りも綺麗な事。オレの乗ってたDT125はシール回りは泥水と錆だった記憶。

あと、思いっきりフォーク曲がってたなぁ~。

 

難関だったのがインナーロッド取り外し。

アタマが8mmスパンの2面形状。こんなロッドホルダー持ってないなぁ~。

なら造ろうと、ヘキサゴンナットの先っちょをサンダーで加工。

コイツを14mmソケット(これ以上のサイズはインナーチューブ内に入らない)+エクステンションで挿入して抑えてバッチリ緩みました。

元々1.5k程度のトルクで締まってるハズなんで、この程度の貧弱さでも全然OK。

硬くて緩まん=インパクトでやったな?疑惑です。

 

難関その2、フォークシールがクソ硬い。

DT1252本サス最終型、フォーク関係の部品は↓コレだけ↓しか出ませんでした。

オイルシールが¥3,696×2、ダストシールが¥3,597×2と中々セレブ価格。

普通のフォークなら2セットイケル価格。

 

このオイルシール、黎明期のアルミアウター故に設計陣の恐れを感じる造り。

絶対外れないぞ!な、鉄板巻き。ゆえにアウターのアルミにガジってる様子。

オレの経験上、シールすっぽ抜けてるのを見た事ないんですが・・・当時は抜けたのか?

抜き取り方法としては、凄く力の入りやすいフォークシール抜き取り工具で外すのもアリだと思いますが、支点の部分がアウターの縁に当たる関係で歪みとの闘いになる可能性アリ。

ソコソコしか力入らず、支点が点接触しずらいタイヤレバーを使ってる理由はソコなんじゃないかな?サービスマニュアルの写真。

因みに、私はフォークシールを火炎放射器で炙って外します、このタイプ。

 

=DT125(機種コード568)サービスデータ=

油種=G10(昔のマニュアルには10W-30と記載)

オイル量=128.5cc

オイルレベル=そんなモノは無い、大らかな時代。