2N0までは片側割り締めなんだよなぁ~プチフォーク曲がりをごまかして乗るには、コッチの方式が良いってのを約6年ぶりに思い出しました。
リアと違ってフロントドラム内は綺麗。
ベアリングのシールに錆のプツプツ出てきてるから、交換したほうが良いね。
リムの裏側も綺麗。とっても綺麗。
コレ、ホントに1,600km走行なんじゃね?と思わせる状態の良さ。
少なくとも新車時から殆ど触られてない部分のオンパレードなんで、非常に弄りやすいです。
ダストシールがバリバリですね~45年も経てばそりゃしょうがないね。
点錆が尋常じゃない量ですが、取り敢えず分解してシール交換してみます。
しっかしまぁ、オイルシール周りも綺麗な事。オレの乗ってたDT125はシール回りは泥水と錆だった記憶。
あと、思いっきりフォーク曲がってたなぁ~。
難関だったのがインナーロッド取り外し。
アタマが8mmスパンの2面形状。こんなロッドホルダー持ってないなぁ~。
なら造ろうと、ヘキサゴンナットの先っちょをサンダーで加工。
コイツを14mmソケット(これ以上のサイズはインナーチューブ内に入らない)+エクステンションで挿入して抑えてバッチリ緩みました。
元々1.5k程度のトルクで締まってるハズなんで、この程度の貧弱さでも全然OK。
硬くて緩まん=インパクトでやったな?疑惑です。
難関その2、フォークシールがクソ硬い。
DT1252本サス最終型、フォーク関係の部品は↓コレだけ↓しか出ませんでした。
オイルシールが¥3,696×2、ダストシールが¥3,597×2と中々セレブ価格。
普通のフォークなら2セットイケル価格。
このオイルシール、黎明期のアルミアウター故に設計陣の恐れを感じる造り。
絶対外れないぞ!な、鉄板巻き。ゆえにアウターのアルミにガジってる様子。
オレの経験上、シールすっぽ抜けてるのを見た事ないんですが・・・当時は抜けたのか?
抜き取り方法としては、凄く力の入りやすいフォークシール抜き取り工具で外すのもアリだと思いますが、支点の部分がアウターの縁に当たる関係で歪みとの闘いになる可能性アリ。
ソコソコしか力入らず、支点が点接触しずらいタイヤレバーを使ってる理由はソコなんじゃないかな?サービスマニュアルの写真。
因みに、私はフォークシールを火炎放射器で炙って外します、このタイプ。
=DT125(機種コード568)サービスデータ=
油種=G10(昔のマニュアルには10W-30と記載)
オイル量=128.5cc
オイルレベル=そんなモノは無い、大らかな時代。