2N0 エンジン組み立て その2

載せちゃう前に、ピストン装着しときますか。
案外、シリンダー周りの余裕が無いからね、このバイク。

ピン、ベアリング、サークリップは新品装着。
ピストンピン径がデカイから、サークリップ付けるのも楽です。




中途半端な状態でフレームに搭載完了。


ココでやっておきたいのが、点火時期調整。
マニュアル見ると、上死点手前1,8mm。一応、合わせマークは付いてるんですが、

エンジン側がヤマハ車に多く見られる、鉄板ペラペラの何とも心もとない造り。ラジペンで簡単に曲がっちゃいます。
この車両も、案の定曲がってました。
で、覗いて点火時期合わせるのも面倒だし、何かの拍子に曲がったらイヤなので、

マイ合わせマークを作成。マジックで書いただけに見えるけど、ちゃんとケガキました。


小技コーナー。
死点前マイナス1,8mm、ピストントップとシリンダー上部合わせ面がツライチになった状態でした。

こんな風に上から押さえてやると、ノギスやダイヤルゲージ要らずかも?


その後のワイヤー類やら、キャブやら、オイル補充が結構メンドイ。

オイルポンプのエア抜きも抜かりなく。オイルタンク内も忘れず清掃。
結構、底に汚れやらゴミが溜まってました。


シリンダーヘッドを付けて、取り敢えず圧縮測定。

約8k。
いいのか悪いのか・・・輸出仕様のマニュアルに圧縮圧力の規定値載ってないんだわ。
この年代のヤマハ&2ストの圧縮圧力調べてみると、大きく分けて7kチームと9kチームに分かれるみたい。
DT125が9kチーム所属だとちょっとヤバイな。


まあ、コレぐらいあれば、取り敢えず走るでしょ。
乗ってから悩もうっと。


明日は、いよいよ始動する予定。
空キックでも判る、メカノイズの無さなんで、多分大丈夫だと思うんですがね。
やっぱクランク周り全部新品って、違うわ。
軽いってより、滑らかって感じ。
新品のベアリングのアノ感じ、キックからモロ伝わってくる感じです。
クランク周りだけ世界一の状態です、このDT。
大体、この無価値バイクに新品クランク組んでるキチガイなんて、オレぐらいでしょ?