TS90T 試運転

おじいちゃんよろしく、あっちこっちから汁物が漏れまくりました。
エンジン自体はまあまあ快調で良かったって言えば良かったのですが・・・。


その1、コックから滲む

オンの位置にすると滲むという、一番いただけない状態。
OFFでも尿漏れ止まりません。前立腺が駄目なようです。
このコックの場合、レンコン状のゴムパーツ使ってないので円錐状のプラスチックが駄目なんでしょう。
流用できそうなコックがあったので、アッセンブリー交換の予定。
その2、クランクケース下からお漏らし


キャブのオーバーフローが止まらず。たまに止まるとえらく快調ですが、何かの拍子で油面上昇すると、止め処なく出てきます。
バンバンとかスズキのロータリーディスクバルブ車全般でキャブが逝くと現れる症状ですが、クランクケース下がガソリンまみれです。
何故こうなるかと言いますと、キャブのドレンホース先端がクランクケースカバー内に入る構造になっており、オーバーフローすると下の水抜き穴的な所から出ます。その為、エンジン下部がビショビショになります。
そーいや、最初から妙にエンジン下部が綺麗だったんだよなぁ。ガソリン垂れ流しで走ってりゃ凄く綺麗になるかもね。
フロートバルブは新品組んであるので、次に怪しいといえばフロート。前回キャブばらした時に穴あきは無かったのを確認したんだけどなぁ〜不思議。
改めて、じっくり観察。


斜めに角度ついてるのは、元々の仕様です。
よーく見ると、左右の浮きの高さと角度が違います。
さらにガン見すると、片側だけハンダが新しい雰囲気だったりして怪しさ大爆発。
多分、前の持ち主がイタズラしたんでしょうね。
コレ直すの結構手間です。下手にコテ当てると、浮きの淵が剥がれて機密性を保て無くなったり、浮きが凹んで浮力低下したりと更に大変なことになります。
純正新品が結構安めの値段で出るようなので、大人しく買います。外装は小手先で直せても、キャブ内部はちょっと無理だわさ。下手こいたら死に直結する部分ではありますし。
その3、ニュートラルが出にくい&クラッチ引きずる。
ミッションオイルの入れすぎ。

チェックボルト外して、暫し水平を保って規定レベルに。
200ccぐらい出てきました。
横の数値ってかなり神経質にオイル抜く人だとピッタリですが、普通に交換すると大体大目になっちゃいます。最後にレベル確認は忘れずに行いましょう。