FXと同じエンジンのヤツ。2気筒のヤツじゃありませんぞ。
シッブイねぇ〜。
当時、どういう層がコレ買ったんだろうね。
当時のアメリカンブームが終焉しつつある頃合に出た仇花、空冷4発チョッパースタイル。
前時代的、頭でっかちな4連強制開閉キャブ、しかもTK(テイケイ気化器)。
カワサキって言ったらケイヒンってのは80年代に入ってから。
初代エイリアンみたい。
カチカチのエアクリジョイントは、エアクリーナー内に押し込んでやると取り外しが楽。
アクセルワイヤーは中々外しにくい形状。無理矢理取ると、ワイヤーにクセが付いて操作感が最悪になりますので根性と気合で外すのは×。
スロットルホルダー側を外してから。
ボロンチョと外れました。
コレがクソ重たいキャブで。現代的なキャブに変えるだけで軽量化しますね。
以下、組み立て時の参考用に。
↓チョーク始動時のファーストアイドル機構
全て手作業、任意に調整できるのがカワサキイズム。俺はホンダイズムより、こっちのほうが好きだな。
しかしまあ、ごっつい造り。マイナスネジがイカス。
↓スロットルリターンスプリング
3式戦闘機の操縦桿についてるヤツみたいなスプリングが付いております。ごっつい。
案外、イニシャルはかかってないのでフックレンチで楽に外せました。
見えてるプラスねじは全部外してやらんと分解出来ません。クッソ硬いネジはリンケージだけだったんで、何者かが一度分解にチャレンジした様子。
分解完了。プラスネジ一個だけナメタだけで済んだから、まだマシ。
勿論、タガネでコンコン叩いて外しましたよ。1個でも外れないと分解無理だし。
酷いと片っ端から舐めちゃうからね。
内部は中々の腐りっぷり。
長い闘いになりそう。